MGM
- TEAM GAMBLER(1CDR)
Shades 153 \4,200
Live in Vienna,
Austria 8th July 1987 GREAT/AMAZING SOUND
元ホワイトスネイクのバーニー・マースデン、メル・ギャレー、ニール・マレーの3人が中心となって結成されたメロディ重視のオーセンティックなブリティッシュ・ハード・ロック・ユニット「MGM」の貴重なライブ音源が登場です。
1987年7月8日、オーストリアはウィーンでのライブを約46分の高音質オーディエンス録音で収録。リードボーカルは当時のマネージャーが見つけてきたローカル・バンドで歌っていたジョン・サクソンで、各曲で存在感豊かなボーカルを披露しています。
1曲目のWelcome To The Real Worldは頭切れで収録されていますが、MGMの目指す、良質なメロディックロックの魅力がダイレクトに伝わってくる佳曲です(後にTrapeze再編でもプレイされています。)。Love's
A Miracleはイントロの感じがナイトレンジャーのDo You Close Your
Eyesに似たメロディックな良質なナンバーで、メルの味わい深いボーカルがフィーチャーされています。
3曲目はおなじみGamblerで、デヴィッド以外がこの曲を歌うのは異質な感じがしますが、ギターソロをバーニーとメルで分けるパートはソリッドな迫力に満ちています。
当初はボーカルにグレン・ヒューズを迎え入れるアイデアがありましたが、グレンがゲイリー・ムーアに加入したためそのプランは無くなり、次に元TOTOのボビー・キンボールを招いてデモが作られましたが結局頓挫します。
4曲目のBe Good To MeはまさにTOTOを彷彿とさせるナンバーで、興味深く聴くことができます。Suite
509もアメリカ受けしそうなポジティブムード溢れるメロとリフが爽快なナンバーで、Palace
Of The Kingは逆にロビン・トロワーを彷彿とさせるような英ロック風のハードチューンで、メルとバーニーという素晴らしいソングライターが中心となったバンドらしい、ヴァラエティに富んだ良質なナンバーが次々に披露されていきます。
次曲Don't Ever Give Your Heart Awayは再びアメリカンな曲調で楽しませてくれます。Fightingでは元Mr.Big、初期マリリオンのドラマーであるジョン・マーターがパワフルなドラムで曲を牽引します。
ラストは再びホワイトスネイク・ナンバーでRough An' Ready。5:30でテープチェンジのカットがありますが、8分間のロングテイクで、エネルギッシュな演奏を楽しむことができます。最後はジョンの「ダンケシェン、また会おう!」という力強いMCの後にバーニーのお礼の言葉も聞くことができます。
音質はこの時期のオーディエンス録音としては十分に良好で、小さなクラブで行われたと思われる生々しいサウンドで、レアなライブをたっぷりと堪能できます。
1. Welcome To The Real World 2. Love's A Miracle
3. Gambler 4. Be Good To Me 5. Suite 509
6. Palace Of The King 7. Don't Ever Give Your
Heart Away 8. Fighting 9. Rough An' Ready
Bernie Marsden - Guitar & Vocal Mel Galley
- Guitar & Vocal Neil Murray - Bass &
Vocal
John Marter - Drums John Saxon - Vocals
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