#2はロバータ・フラックのヒットで知られるロリ・リーバーマンのソウル・バラード。秀逸なアレンジで哀愁漂う味わい深いカバー・トラック。より青黒くなってます。

アルバム・タイトル・トラックの自作曲#3はタメの効いたファンキーなリズムが印象的なジャズ・ファンク。曲の中盤ではピアノをスキャットとともに聞かせます。

こちらも自作のラスト・トラックはパーカッシヴなファンク・トラック。よりタイトにグルーヴしてます。「Can't get enough!」のシャウトがまた何とも堪りません！

1. Bro' Pugh
2. Killing Me Sofyly With His Song
3. Paid In Full
4. Can't Get Enough

>> JIMMY SMITH
/ BLACK SMITH (1CD-R)

AFR 101　￥2,400

新レーベル、AFRIQUEから第一弾リリース！

ジャズ・オルガンのパイオニア、ジミー・スミスが1974年にリリースした真っ黒なジャズ・ファンク・アルバムが嬉しいCD化！

ジャズ・ファンク全盛の時代に発表され、いまだ未ＣＤ化の本作品はIncredible Bongo BandのMichael Vinerプロデュースによるもので、すべてカバー曲が収録されています。

これぞファンキー・ジャズ・オルガニスト、ジミー・スミスの真骨頂といった内容でブラック・ミュージック・ファン必聴です。

#1は言わず知れた名曲「HANG 'EM HIGH」。有名どころではBooker T. & MG'sバージョンも秀逸ですが、本作品のカバーもすごいです。うねるオルガン。炸裂してます。これでもかというくらいに開いて閉じるハイハット。冒頭からこの1曲でやられてしまいます。

#2はビースティ・ボーイズなどがこぞってサンプリングした、バリー・ホワイト「I'M GONNA LOVE YOU JUST A LITTLE MORE,BABE」のカバー。ドラム・ブレイク、最高です。

#4はヒューイ・スミス、プロフェッサー・ロングヘアのバック・ピアニストとしても有名なニューオリンズR＆BシンガーJessie Hillの1960年発表の自作曲。ジミーは渋い歌声で女性コーラスとともに超ファンキーにアレンジ。

#5はTimmy Thomasの自作曲。#6も言わずと知れたクラシック、Rascalsの'67年の名曲をスウィートかつファンキーに。リフレインするコーラスが心地よいとても素敵なカバー。
#7はベンチャーズで有名なあの「PIPELINEE」(オリジナルはシャンティーズ）。原型とどめてないです。

ラストはWilson Pickettなど数多くのアーティストにカバーさた「LAND OF 1000 DANCES(ダンス天国)」の作曲者およびオリジナル・シンガーChris Kennerのクラシック・ナンバー。ここでもジミーは女性コーラスを従え、ノリノリで歌ってます。じつに気持ちよさそう。

1曲目からラストまであっというまの44分間。一言でいえば”痛快”です。これを聞かずして！って感じでしょう。詳しいパーソネル・クレジットは不明ですが、ギターはなんとDavid T. Waiker!これはたまりません！ビートルズのハンブルク時代からの旧友で、マンフレッド・マンのベーシスト、ビートルズ「リヴォルヴァー」のデザイン等でも知られるKlaus Voormannによるジャケも素晴らしい！

1. Hang 'Em High
2. I'm Gonna Love You Just A Little More Babe
3. Joy
4. Ooh Poo Pah Doo
5. Why Can't We Live Together
6. Groovin'
7. Pipeline
8. Wildflower
9. Something You Got